寒さが一番厳しい季節です。足先は冷たく、からだは冷えているのに、 どうして体が急に熱くなるのでしょうか？季節特有のお悩みと女性ホルモンの関係ついて吉形先生に伺いしました。

外は寒いのに、どうして熱くなるの？

寒さが身に染みるこの季節、体温が一度下がると免疫力や、熱を作り出す基礎代謝も落ちるといわれています。うがい、手洗いで、ウィルスなどの侵入を防ぐ対策とあわせて、体を冷やさないことがとても重要になってきます。

ゆらぎ世代のもう一つの悩みとしては、外は寒くても急に体が熱くなったり、冬でも突然汗をかいたりすること、いわゆるホットフラッシュです。外は寒いのにどうして体が熱くなるのでしょうか？

女性は下半身が冷えやすい

ホットフラッシュは女性ホルモンの低下により、自律神経が乱れ毛細血管の拡張や収縮がうまくいかないことによって起きるとされています。一方で外気によって冷えたり、ストレスや食生活などによっても自律神経は乱れやすく、体温を下げていきます。

とくに女性は筋肉量が少なく、おへそから下に水がたまりやすく、下半身が冷えやすいのです。ホットフラッシュが見られる部位では血管拡張を伴うと考えられており、ほてりを感じやすくなります。

この時期おすすめの対策は？

そこで温めと免疫力アップにもなる食材としておすすめなのは生姜です。色々な食べ方がありますが、体を温め気持ちまで穏やかにしてくれるチャイティーがおすすめです。生姜以外にもシナモンやナツメグ、クローブなどは血流アップをサポートするスパイスが入っています。

近頃では、年間を通して天気が不安定な時期が多く感じます。普段からバランスを崩さないように、滋養のあるものを食べ、無理をしない自分をいたわる生活を心掛けていきましょう。